『ミッドライフクライシス』
「中年の危機」とも呼ばれ、
中年期である40~50代にかけて、
自身の人生に対する悩みや葛藤を感じる心理状態。
人生の折り返しに差し掛かり、
それまでの人生やキャリアを振り返って、
「これでよかったのか」
など疑問や不安を抱えるようになる状態。
この言葉を初めて知った時、
『今の自分にすごい当てはまる!!!』
となりました。
今回はツラツラと僕の考え、思いをまとめてみたいと思います。
なぜミッドライフクライシスに陥ったのか
この理由は今も考え中です。
だって今まで、そんな事を一切感じる事なく突っ走ってきたから。
歳のせいなのか、何なのか。
1つ思い当たる事は同居していた両親の事と仕事の転勤かなと思っています。
普段の環境からの変化に僕自身が対応できなかった、
今までの事を振り返り、疑問や違和感を持つキッカケだったのかもしれません。
答えは今もでないまま。。。
転勤の後
以前書いたように、
2020年の2月頃から違和感を感じ、
転勤の辞令が5月。
実際の転勤は8月でした。
そして休職に入ったのが10月。
8月からの約2ヶ月、
新たな土地での引き継ぎ、
業務は全然頭が働かず、
とても辛いものでした。
今まで、
辛くても耐えているうちに慣れてきて、
普通になっていたので。
今回はそういった感じに全くならず、
逃げ出したい、
放棄したい気持ちでいっぱいです。
唯一の救いだったのが妻です。
僕の異変(無表情・体重減少など)を感じ
9月頃には医療機関を探してくれたりしていました。
でも、
『うつで医療機関へ行くなんて・・・』と
真剣に向き合っていなかった自分は、
話半分で聞き流していました。
またすぐに診てもらえない
面倒くささもありました。
妻が自分の横で追い詰めるような事もせず、
見守ってくれていた事には、
本当に感謝しています。
今現在も無職で在宅中ですが、
仕事も頑張って、
温かく見守ってくれています。
両親でも兄弟でも
配偶者、子ども、はたまた行政でも
誰か支えになってくれる人が
身近にいることは
この病気と向き合うにあたり、
とても大切だと思っています。
だって、
今まで1人でできていたような事が
何もできなくなってしまうから。
今1人で耐えている人がいたとしたら、
誰かに頼る努力だけは
した方がよいかもしれません。
大変だけど、
長い目でみれば、
自分を助けてくれることに
なると思うから。
そんな1回目の欠勤は
3ヶ月もすると
調子がよくなり、
12月末には職場復帰しました。
役職も解いてもらい、
自分の事だけ業務として
行えばよい状態で。
その半年後、2021年5月に、
人員削減の影響で業務量が増えました。
そこから1ヶ月たたずに
また以前の状態になってきました。
またあの感覚が戻ってきてしまった事が
とても怖かったです。
3ヶ月の休みで
良くなった気がしていたので、
通院、服薬もやめてしまっていました。
結局6月より2回目の休職。
通院しながら約半年休みました。
お金の心配もあり、
行きたくは決してありませんでしたが、
12月に復帰しました。
それまでは営業をしていましたが、
その業務からも降り、
社内の営業アシスタントを
1年半程度行いました。
気持ちとしては、
定時出社、定時帰宅、
営業に比べると
負荷の少ない仕事。
すごく罪悪感のようなものを抱えつつ、
出社していました。
これはこれで、
とてもキツイ感じでした。
会社の優しさが余計に苦しかった。
わがままなんですけど、
気持ちはそんな感じでした。
2023年4月に
3回目の休職に入りました。
約1年半通いましたが、
新入社員も入ってきて、
どうにも自分の存在が
嫌になっていました。
『自分は何をやっているんだろう・・・』
『みんな営業や自分の役割で一生懸命やっているのに・・・』
僕も決して
手を抜いていたわけではないのですが、
みんなと違う事がとても嫌でした。
ただ、もう3回目なので、
今回はとことん、
徹底的に休んで、
ダメなら辞めよう
という気持ちでした。
結果的には
2024年の7月末での
退職を選択するに至りました。
3回目の休職については、
また別の機会に書きたいと思います。
ホワイト企業でしたので、
僕が残る選択をしていれば、
何かしらの仕事は与えてくれたと思います。
ただ同期などと
切磋琢磨してという路線から外れた自分で
働き続ける環境は無理でした。
プライドが高かったのかもしれません。
妻が家族の大黒柱として
頑張ってくれ始めたので、
その役目から
一旦降りようとも思えました。
なので、今後悔はありません。
たぶんあのまま65歳の定年までは
働き続ける事はできなかったと思うから。
最後に。
家族も守っていかねばとも思うと同時に。。。
まず自身が健康な状態でなければ、
何も始められない
これが3回休職の後、退職した僕の結論でした。