スレッズにて皆さんにうつに関する本でオススメを伺いました。
その中で読みやすくて、スッと腹落ちした本を紹介したいと思います。
『うつヌケ ~うつトンネルを抜けた人たち~』は、漫画家・田中圭一さんが、自らのうつ体験と、うつから回復(=うつヌケ)した人たちへのインタビューを通して描いたコミックエッセイです。マンガなのでとても読みやすかったです。
重たいテーマと思われがちですが、絵柄は優しくユーモアもたっぷり。どこかホッとしながらも、「あ、わかる……」と心に響く言葉がたくさん出てきます。
書籍の概要
- タイトル:うつヌケ うつトンネルを抜けた人たち
- 著者:田中圭一
- ジャンル:コミックエッセイ、メンタルヘルス
- 出版年:2017年
- 出版社:KADOKAWA
主な内容・特徴
- 著者自身のうつ体験
田中さんは、会社勤めと漫画家の二足のわらじで心身のバランスを崩し、うつを経験。その苦しみと回復への過程が赤裸々に描かれています。 - うつヌケした人々の声
芸人、お坊さん、作家、会社員など、様々な人たちの「うつ体験」と「回復のきっかけ」が紹介されており、多様な視点からの気づきがあります。 - ユーモアと共感を持った語り口
深刻なテーマながら、ユーモアと親しみやすい絵柄で、読みやすく、重すぎないトーンが特徴です。 - 「抜けた人」に焦点をあてている
多くのメンタルヘルス本が「うつの対処法」にとどまるのに対し、本書は「どうやって抜け出せたか」に焦点を当てており、希望が持てる内容です。
こんな人におすすめ
- うつに悩んでいる方
- 身近な人がうつを患っている方
- 体験談に触れて勇気を得たい方
- メンタルヘルスに関心のある方
読後に感じたこと
読み終えたとき、私は「大丈夫。抜けられる道はきっとある」と、少しだけ前を向けました。
この本は、参考書や過去問のような存在だと思います。
「なぜ自分はこんなにもダメなんだ」と思うこと結構ありますよね。
でも、多くの“うつヌケ経験者”が語るのは、
「ちゃんと心が限界を教えてくれていたんだよ」ということ。
また、ある人は仕事を辞めて回復。
ある人は家族の一言に救われたり、趣味に打ち込むことで前向きになれたという人も。
「こうしなきゃ」という正解はなく、「自分に合った方法でいいんだ」と思えました。
今までの自分におおいに当てはまるケースもあり、
またその後の考え方・対処の方法などは
今後の自分に参考になる内容でした。
ご興味のある方は是非ご一読くださいませ!!
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